Nikon D700?
30年以上前になるが最初に手に入れた一眼レフカメラはNikonFT2だった。買い増しや買い替えを経て現在,35mmカメラに限ると,ボディが5台,レンズが19本ある。
そのうちデジタル用ボディはNikonD70のみで,デジタル用レンズは18~70mmズーム1本だけだ。以前も書いたがコダックの「DCS460」の呪縛があって,積極的にデジタルに投資する気が芽生えてこない。
デジタルに多大な期待がないだけに現在使っているNikonD70にも特段不満はない。強いて不満を言えば,マニュアルフォーカスレンズ(現在7本所有)を使用したとき露出計が使えないことと,CCDがフルサイズ(35mmフィルムと同じサイズ)でないことだ。すでに2点をクリアしたカメラが2002年にキャノンから「EOS-1Ds」が出ているが,手持ちのNikonレンズが使えない。レンズの買い替えてまで手に入れるほどの価値は感じない。
ようやく昨年Nikonからすべての要望を満たす「D3」が登場した。1200万画素で解像度が低いと見る向きもあるようだが,そうは思わない。かつてフィルムレコーダーを扱っていたのだが,経験上フィルム長手方向に約4000画素が確保できれば実用に十分耐えると思っている。35mmフィルサイズで計算すると,約1150万画素相当となるので「D3」の解像度は必要にして十分と考えている。ただ価格(40~50万円)は妥協できない。ボディ単体に投資できるのは,最大限25万円ぐらいまでだ。それ以上の予算があれば周辺機器を拡充するか,いい三脚を手に入れたい。
正直フィルサイズデジタル一眼に手を出すには時期尚早と思っていた。だたNikonD70も5年目に入り買い替えの時期である。後継機のD80も登場して約2年経過しており,新機種が出てくるのではないかと注意していたら,前述した2つの不満をクリアするカメラが発表されるという話が出てきた。その名も「NikonD700」というが,あくまでもウワサの域をでない。
画素数も1200万と不満はない。問題の価格は$3000ぐらいらしいが,妥協できない範囲でもない。非常に魅力的なウワサであるが,これが本当なら購入を相当悩むに違いない。
もっともフィルサイズデジタル一眼は時期尚早の考えは強く,D80後継機が同時に発表されて,そこそこ内容ならそちらに流れてしまいそうだ。
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